ネッツトヨタ苫小牧

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2007年ネッツカップヴィッツレース北海道シリーズ第4戦

メカニックレポート


畠山 秀一

レポート/メカニック 畠山 秀一

ドライバーが安心して乗れるように
しっかりサポートします!
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小島 宰

レポート/メカニック 小島 宰

安全第一!!いつも笑顔でピットワーク!
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フリー走行

10月13日

7時にホテルを出発、いざ十勝サーキットへ!! 昨日の天気予報で朝方は最低気温5℃と言っていたが、温度計がなくても5℃であろう冷えた空気がサポートエンジニアの眠気を覚ましてくれた。
『日中はどのくらい気温が上がるのであろうか?路面温度は?前回のレースまでに 培ったタイヤ空気圧セッティングが使えるのであろうか?』等と心配している間にもサーキットに到着。早々に最初のフリー走行に向けセッティングを行い始めた。
私たちサポートエンジニアにとって明日が今年最後のレースなので悔いの残らない レースにしようと最終調整に気合が入っていた。これでセッティングは問題ないのかと確認しあい、間違いのないセッティングで最初のフリー走行へ出発『行ってらっしゃい畑さーん、気をつけてね』と339号を送り出した。
本日1回目の練習走行の結果はと言うと今シーズンで一番安定した走行を見せてくれ、タイムも1‘45台を連発。朝一の走行としては出だし好調と言う感じ・・・次のフリー走行が楽しみになってきた。 2回目のフリー走行も今まで以上のきめ細かい空気圧セッティングを行い少しでも乗りやすい車にしようとサポートエンジニアの宮川君と約束をし、次のフリー走行までの少ない時間で、更なる空気圧セッティングを施し再度フリー走行へ!! 2回目のフリー走行も後半まで終始安定した走行で1‘46秒台を記録。
がっ!!しかし!!その時は突然やってきました。タイムやマシンセッティングを記録するレースノートにの記号を記入せざるを得ない瞬間が来たのだ。そう、ガーデニング走行を表すあの記号である。前回のレースレポートで既に紹介していたのですが、知らない方のためにもう一度お教えします。ガーデニング走行とはコースアウトした一瞬の時間内にフロントバンパー等にコース外に生息する草木を植えつける走行技術の事!!
ホームストレート脇で見守っていた私達にマシンへのダメージの不安がよぎった。。。
ピットインしない所を見ると大丈夫と思ったのもつかの間、次の周回にはホーム ストレートを聞きなれない音とともにすり抜けていく・・・明らかにマシントラブルである。 タイヤと何かが干渉しているに違いない、、、。
戻ってきてみるとフロントボディー下回り付近の若干の損傷で一同『ほっっ!!』 フロントバンパーのクリップ類の破損、フェンダーライナーという樹脂部品がタイヤと干渉しており可愛い穴が・・・ あの聞きなれない音は樹脂部品がタイヤと干渉していた音でした。若干の手直しをすればこの後の走行に支障は無い。
先ずは一安心!!
それから宮川と小島は次のフリー走行まで突貫工事が続いたのは言うまでもない。その後の3、4回目のフリー走行は安定した走行を重ね、重要であるタイヤセッティング データも十分収集することが出来、翌日の予選・決勝に向け準備は万全で実りある1日となった。


予選・決勝

10月14日


朝6時、前日同様10月とは思えない凍てつく空気を肌に感じながらサーキットへ。 サーキットの気温は前日とほぼ同じ、つまり昨日のタイヤ空気圧データーをそのまま使えるので『これはいけるぞ!!』とサポートエンジニアに笑みがこぼれた。
サーキットでは、すでに各チームが準備を始めており、ネッ苫レーシングチームも遅れをとるわけには行かない。綿密なミーティングの後、予選走行へ向けて燃料の給油、タイヤセッティング等々準備開始。
『畑さん今日は今年最後のレース、一年間で培った僕たちの技術を最大限に発揮するから安心して走ってね!!』と心で思い、確実な作業を続けた。
燃料の量ひとつとってもイコールコンディション(同一条件)で戦うVitzレースでは、少しでも早く走るために大変重要なのです!!
多く入れすぎれば車が重くなり遅くなってしまう。周回を終えたところでギリギリ戻って来れる量が最適なのです。一年間で把握している最適な燃料の量に10月の寒さを 考慮した量を入れ準備OK。
『いつでも走れるよ、頑張って走るんだ畑康子、行ってくれくれ畑康子、どこまでも走るんだ畑康子!!』とサポートエンジニア全員で予選へ送り出した。



予選は今年一番の走りでサポートエンジニアにも決勝への期待が膨らんだ。
序盤の2周目から5周目までは1‘45秒台をコンスタントに記録し7・8周目には 今年初の1‘44秒台に突入し堂々の5番グリットをGET!!
しかも4番グリットとの差はなんと2/100秒と言う僅差!!この結果にサポートエンジニア一同大満足。
決勝の時がきた。スタートは午後からのため予選時よりかなり気温が上がっていた。僕らは気温と路温から最適なタイヤ空気圧を計算し、若干の変更を行いマシンを送り出した。
僕たちサポートエンジニアが初めて立つ5番グリッドはスタートラインにとても近く周りには上位の常連マシンがずらり。この光景にいつも以上にドキドキした。
『でも今日の畑さんなら大丈夫、きっと有終の美で今季を締めくくってくれる!!』と勝手に決め込みコース外へ・・・頑張れ畑さん!!
シグナルが変わっていざ期待の決勝スタート!!
そして前車をじわじわと追い込みやって来ました中盤の見せ場、最終コーナー出口 からぴったりとスリップに入り1コーナーで見事に抜き去り4番手。タイムも44秒台を 何度も出し絶好調!!
僕らのテンションも上がりっぱなし!!『さあ、この調子でもう1台いっちゃうかい!?』
と今季最高の走りでバトルを繰り広げている畑さんの精神状態を考えもせずサインボードで【UP】の文字を出してしまった。
が、畑さんは見た!!間違いなくボードを見た!!そして手を上げて合図をくれた!! その時僕は感じた『これはやるぞ!!』と。
そして来ました最後の見せ場9周目。得意の最終コーナーでガバッと距離を詰め、 スリップをばっちり決めて1コーナーであっさりかわす。
観る者をうっとりさせる完璧な走行。これでついに3番手!!はっきり言って鳥肌モンです。
そして無事チェッカーを受け、今季最高の3位入賞!!
やったー!!バンザーイ!!畑さんー最高!!


最後に

これにて今季のVitzレース北海道シリーズは終了です。大きな事故もトラブルもなく無事に終われホッとしました。1年間サポートエンジニアとして楽しく参加できて本当に良かったです。参加するまでは『たかだかVitzの追いかけっこだろう』と甘く考えていましたが、いざサーキットに行ってみるととんでもない、完全にレースマシンでした。
ドライバーはもちろん、周りを取り巻く人達も全員真剣そのものでした。その姿勢を見て襟を正し、僕等も全力で取り組んできました。レース関係者の方々と話をすることで、レースの世界の楽しさ難しさ奥深さを知り様々な知識を吸収しスキルアップ出来た事にとても感謝しています。
ここで得たものを自分達の日常業務に活かし、日々精進していきたいと思います。みなさん、来年もVitzレースの応援よろしくお願いします。
ありがとうございました。


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